「利用者の慣れ親しんだ環境での看護」

Vol. 086令和4年6月

■職種:
正看護師
■勤続年数:
1年

登米ひまわり訪問看護ステーションに入職して10ヶ月となりました。元々病棟勤務をしていた私にとって、毎日が新たな学びの連続です。先輩看護師やリハビリ、事務の方々から手厚いフォローをして頂き現在に至ります。私は新卒で病棟勤務をしていた当初から、終末期の方に関わる事が多かったのですが、患者さんの最期に立ち会うたびに「どうにかこの人は自宅で看取ることはできなかったのだろうか。せめて元気なうちに自宅で過ごすことはできなかったのか」と考えるようになり、心の中で、そういったモヤモヤとしたものを抱えながら、次第に訪問看護師になりたいと強く考えるようになりました。

訪問看護師になりたての昨年の8月、癌の終末期で自宅療養を希望された利用者さんと出会いました。予後不良と宣告されていたにもかかわらず、現在まで元気で、楽しそうにご家族と喋っている姿を見て、在宅療養の素晴らしさを肌で感じることが出来ました。一方、終末期のとある利用者様の場合は、最後の時間を慣れ親しんだ環境で、ご家族と穏やかな時間を過ごされていました。

こういった利用者さん、ご家族の姿を見ることができ、“ひまわり“で手助けができることを実感している今が私のやりがいになっています。

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