「タ-ミナルの利用者さんとの関りを通して」

Vol. 084令和4年4月

■職種:
看護師
■勤続年数:
8年

ひまわりのチームアプローチを生かして、ターミナルの利用者さん・ご家族に親身に寄り添った対応が出来た関わりがやりがいに繋がっております。当時、90代女性、老健入所中に食事摂取量低下、体重減少が著名にあり、腫瘍マーカー高値にて胃癌疑いあり。11月中旬老健退所後、通院困難のため訪問診療、訪問看護週1回介入で介入となったケースです。

介入当初はADLも一部介助で歩行も可能となっておりましたが、徐々にADL低下、ベッド上での生活となり介助量増加見られてます。自宅で看取りの方向となりましたが、ご家族が自宅での看取りに不安が大きかったため、状態低下見られたタイミングで訪問看護連日で介入し親身に根強く対応いたしました。ご本人からは介入する度に「どうもありがとう、私は幸せ者だ」と感謝のお言葉を頂くことが多くあり、お嫁さんやお孫さんのサポートもあり、ご家族に見守られながら自宅で最期まで過ごすことが出来ました。

ご家族からは「最初はどうなるか不安だったけど、ひまわりの看護師さん達に来てもらってお世話してもらい、自宅で最期まで過ごすことが出来て良かった」とのお言葉を頂きました。利用者さんが在宅生活を継続していくためにはご家族の協力が不可欠であり、多職種との連携を図り、チームアプローチが重要である事を改めて感じた瞬間でした。今後も利用者さんやご家族に寄り添ったケアを提供し在宅での生活が継続出来るようにサポートしていきたいと思います。

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