私が仕事のやりがいを感じるときは、利用者さんやご家族から、「頼りにしている」「来るのを待っていた」と言われた時です。訪問の仕事に就いて3年が経過しましたが、私はこれまで訪問の現場に携わったことがありませんでした。さらに私は関東出身のため、道や地名がわからなかったり、方言が聞き取れなかったりなどと、いろいろと悩む時期もありました。ですが、ひまわりの職場のスタッフのサポートもあり、徐々に仕事に馴染めるようになり、利用者さんやご家族さんとのコミュニケーションの幅を拡げていくことができました。

特に健育会の石巻地区では、様々な事業を幅広く展開しており、他職種との関わりが非常に参考になります。在宅生活への介入は、「その人らしい生活」を送る事ができるよう、職種の域を超えた知識や技術、コミュニケーション能力が重要だと思います。私は訪問の仕事に就いて、改めて自分一人の力では限界があると感じることがあります。

その中で健育会の同僚と介入することにより、個人では困難なチームでのアプローチが出来ており、より高いパフォーマンスを発揮できていると感じております。そうしていくうちに訪問を慣れてきた頃から利用者さんやご家族さんから楽しみにして待っていただいている等のお言葉を言われることが多くなりました。

今後も他職種と積極的にコミュニケーションをとりながら、多くの情報を取り入れ、利用者さんやご家族に頼られるセラピストを目指していきたいと思います。