令和3年12月
私は仕事を通した様々な経験を活かし、向上心を持ち続けることがやりがいを感じる瞬間です。もともと介護職として地域で働いておりました。駆け出しの頃は東日本大震災後で辛い境遇のご利用者・ご家族と関わる事が多くありました。その中では厳しい言葉をいただく事もありましたが、あるご利用者から「経験は学を制する」と微笑みながら話して頂いた言葉は今でも心に刻まれています。我武者羅に仕事に励み健育会で勤めて、ようやくその意味を理解するようになってきました。
健育会に入職し7年目となります。最初は介護老人保健施設しおんのデイケアを6年勤務、その後、介護業務の幅を広げたい。という思いから在宅介護への異動を志願。2021年5月からひまわり在宅ケアステーションに配属となり、訪問介護に従事しております。
異動を通していただいた事は様々な経験に繋がり、今では経験を存分に役立てることが出来ていると感じます。特に現代はIT革命時代「学」も必要となる時代です。ひまわり在宅ケアステーションではそのITに着目しICTアンバサダーを立ち上げ、ICTに弱い職員のフォローを行い、新しい訪問記録のあり方を考え、新システム導入等様々な取り組みを行っています。
忘れがちな「なぜ介護の仕事をしているのか」を考えて形にする事が出来ています。ご利用者・ご家族・職員が安心・安全に暮らしていけるように、多職種連携に着目し在宅ケアとして何が私たちに出来るのか模索しながら経験・知識を身に着け次のステップに繋げていきたいと思います。