平成29年4月
ひまわりに入職する前は、急性期病院に9年勤めておりました。
訪問看護師として働き始め、ケアが治療中心から生活中心へ変化し、さらに医療者主体から家族や社会主体へと看護の大きな違いに、最初はかなり戸惑うことも多かったように思います。 また、緊急時対応を行うにあたって、手元にカルテが無い夜間等は数多くのご利用者様の情報や病態等を確実に理解していないと十分な対応ができず、実際ご家族様やご本人様にご迷惑をお掛けした場面もありました。
その場その場での観察やアセスメント、重要な判断、自分のケアが、ご利用者様の命やご家族の今後の生活に対して、ダイレクトに影響するという責任の重さを日々痛感しております。しかし、大事な家族を介護している立場の方々は、私以上に、しっかり介護ができるのだろうか、急変したらどうしたら良いのか等、様々な不安を常に抱えており、話を聞いたりケアを行うことで「あなたがいてくれて良かった。来てくれてありがとう」という言葉を安心の表情とともに、度々かけていただけるようになりました。
また、現場では1人でも、同じ事務所には仲間がいて、ご利用者様の周囲には様々なサービス 担当の方やスタッフが存在していることにも気づき、横と縦の繋がりができている事を感じながらの看護は、一層充実したものになっていると実感しております。今後も、自分の知識や技術を高めつつ、ご利用者様たちとの毎日を大切にしたいと思います。