平成28年2月
私は今まで、病院で勤務してきました。その中で、退院された患者様は、疾病や障害があっても、住み慣れた町で自立した生活を送れているのかと考えることがありました。医療と生活の両方を視野に入れて、暮らしの場という新しい分野で働きたいと思い、訪問看護師を目指しました。
訪問看護は病院と違い、看護師が各家庭に出向き、その家庭やご利用者に合わせた方法でケアを行います。ご家族様も交えながら、一緒にケアを行うことで、会話の中から私の知らない利用者様の歴史を垣間見る瞬間があるのです。心の触れ合いが出来ることが、すごく嬉しく思えます。訪問回数を重ねる毎に、お互いに分かり合え、信頼関係も増していきます。 人生の先輩である利用者様に、相談に乗ってもらったりする事もあるのです。仕事としてだけでなく、自分自身の成長を実感できるので、これからも頑張っていきたいと思います。