平成27年9月
某市障害福祉課を退職し、より身近な現場で地域に暮らす方々のお役に立ちたいと「ひまわり在宅サポートグループ」に入職しました。ケアマネ業務は初めてで、苦難の連続で、サービス事業所に連絡が取れずに躊躇したり、夫婦喧嘩に巻き込まれたり、提出した書類の不備が見つかって差し戻されたり、その人にあった様々な背景や歴史があるのが在宅で我がまま、すなわち最もその人らしい一面が出るのが在宅ということが痛いほどわかりました。役所にいるときはどうしても『弱者救済』といった概念で、して際あげている感がぬぐいきれませんでしたが、ひまわり入職の際に教わった『医療・介護はサービス業で弱者救済ではない。サービスを受ける側と提供する側は対等で大人の関係で双方に責任と義務が生じる。』といった健育会が大切にする考え方が本当に重要なことがわかりました。また、チームアプローチが大切というのはどの組織でも言われていることですが、ほとんど実体がなく観念論で終わっている組織が多いですが健育会では居宅介護支援、包括支援センター、訪問介護、訪問看護・訪問リハ、スタッフをサポートする事務職員が『確認会話』の合言葉の下、疑問や質問があった時に上司、仲間の別なく躊躇なく確認でき、「本人や家族の身体状況・病状の変化」「不測の事態が起きた」という場合も安心して対応できます。どんなに困難なケースでも理不尽なことがあってもご利用者様の「ありがとう」「良かった、安心した」の一言と笑顔を糧に、自分の成長とやりがいを感じながら理念映像の中で言われていた『この町で必要とされる』仕事をしていきたいと思います。