平成27年5月
9年間の他デイサービス経験を経てひまわりデイサービスセンターに入職しましたが、ひまわりの行事の多さに本当に驚かされました。ひまわりデイサービスではマグロのように『止まったら死ぬ』を合言葉に、常に新しいことや環境を停滞させない取り組みに果敢に挑戦し、ご利用者の満足に繋がることを目指しています。前の職場では人的な問題や怪我のリスクなどを考慮するあまり、行事の企画・実施に消極的でご利用者の希望をかなえる前向きな提案をすると上司から怒られていました。
今年の3月に遠足企画担当を任され、経験したことがないくらいの遠方の外出で不安でいっぱいでしたが、他スタッフが積極的に協力してくださり、無事に成功させることができました。遠足後、ご利用者様から「企画してくれてありがとう。ひとりでは外出できないから、この企画を楽しみにしていた。」や「次は○○にも行ってみたい。」といった声が聞かれ、達成感と共にまた次の企画も喜んでもらえるように頑張ろうという意欲が生まれました。
また、『ポイント制』導入によるご利用者の新しいことへの挑戦や自身の夢や役割をもう一度取り戻していただくことにも取り組みました。障害者と高齢者の多世代交流やケアカフェの開催、家族会の推進等施設にこもるのではなく、地域や世代を超えてご利用者が外に向かって関わっていく姿を見ていると健育会の人それぞれの固有な役割、かけがえのない尊厳を何より大事にする理念が文化として深く根付いていることを感じます。
ひまわり入職前の9年間の介護はご利用者の希望や役割を大切にした介護を行うことが夢でしたが、夢のままで終わっていたと思います。ご利用者にとってもっとも必要なことなら何でも挑戦させてくれる健育会の文化、困難にあっても決して逃げない上司や仲間、理念を観念に終わらせることなく実現に向けて不可能なものにも取り組む組織で本当に高齢者や障害者のご利用者からなくてはならない人間に成長していきたいと思います。