令和6年8月
私が行なっている「相談支援事業」とは、障害や難病を抱えた方の生活全般の相談支援です。障害とひとくちに言っても、身体障害や知的、精神、発達障害など様々で、年齢もお子さんから65歳までの成人の方と幅広い方が対象です。福祉サービスの調整だけでなく、「水が出ない!」「友達や家族とケンカした」など、生活に密接した相談もたくさんあります。また、近年、障害分野では、お子さんであれば、保育や学校との連携。成人であれば、就労の推進のため労働関係の機関との連携。高齢になれば介護への移行・連携と、単純なサービス調整だけに留まらない、切れ目なく幅広い支援を進めることが求められています。求められるものが多く、変わりゆく制度や世の中に対応することは難しく、一方で「私たちが当たり前にできていることが当たり前にできない」切実な悩みを抱え続ける方やご家族が在り続けるなか、圧倒的に上手くいかず挫けそうになることも多いのですが、他分野の方に教えていただいたり、同じ方向性で考えてくれてたり、「障害」だけでなく、一個人として見て考え配慮してくれる、そのような方たちとの出会いがこの仕事ならではと思います。