ひまわりの障がい者相談支援室に入職し相談支援業務に携わり、5年が経過しました。入職し半年ほどで基幹相談支援センターへ3年間、委託相談業務に就き、現在は障がいのある人が自立した日常生活、社会生活を営むことができるよう、主に障がい福祉サービスなどの利用計画の作成や障がいのある人の全般的な相談支援を行っています。

基幹相談支援センターで、初めて担当となった20代の女性のことは強く印象に残っており、折りに触れるたびに彼女ことを思い出します。複雑な家庭環境で育ち自らの精神疾患と向き合い、時に感情を露わにぶつけられたこともありました。未熟な相談員で不甲斐ない対応だった時もあったと思いますが、1年2年と関わり私は彼女がこれからの人生を笑顔で生きて欲しいと願うようになりました。

彼女だけではなく障がいがあってもなくても、その人がその人らしい人生を笑顔で送れる日々を願いながら、私たち相談支援専門員はそこに寄り添って一緒に喜んだり、悩んだりしています。ご本人やご家族の希望や要望をすべて叶えることは難しいかもしれませんが、少しでも希望に近づけるよう、昨日より笑顔で過ごす日々が増えるよう周りの先輩相談員に協力やアドバイスをもらい、様々な関係機関と連携を図りながら乗り越えていきたいと考えています。

心が折れてしまうような出来事もあると思いますが、出会ったたくさんの方々の笑顔にパワーをもらい、「あなたが担当で良かった」と言われるような相談支援専門員になれるよう、自己研鑽を重ね日々成長していきたいと思っています。