「みんな違ってみんないい、自分もオンリーワンのナースでありたい。」

Vol. 079令和3年10月

■職種:
看護師
■勤続年数:
8年7か月

患者さんは十人十色、個性がありその方が生きてこられた人生観が言動、行動、しぐさ、容姿にあらわれてくるものと思われます。ひまわりの看護師として働き8年が過ぎました。その人がその人らしく生活してゆけるように出来るだけサポートをしているつもりです。体調が思わしくなくとも、治療が順調ではなくとも、患者さんは自分らしく生活されています。

毎週、入浴介助に訪問しているTさん。肺疾患であり、常に酸素を使用しておられます。少し動いただけでも呼吸苦が出現し、通所入浴を勧めても受け入れず現在も自宅入浴を実施されています。脱衣所で苦しくなり、しばらく呼吸を整え、シャワー時間の短縮実施の時もありますが、いつも楽しみに待っていてくれます。自分の思いが深く、無駄遣いをしないよう、しっかり金銭管理もされています。こちらの思いがうまく伝わらず、感情の起伏が激しく感じることもありますが、ゆっくりを時間をかけて思いや訴えを傾聴しています。病気を受け入れ、前向きな姿が印象的です。

みんな違ってみんないい。果たして自分が行っている看護介入や視点の向け方など、正しいのだろうか?と自問自答することもありますが、ひまわり理念に基づいた看護サービスの提供が、患者さんからの「ありがとう」や「お世話様でした」などの感謝の言葉につながっており、今の私の原動力になっています。そして、仕事のやりがいを感じるときです。

「健育会グループで働いて感じた仕事のやりがい」へ戻る